勉強において重要なこと

今回は、勉強を実践していく中で重要なこと=勉強の質の高め方を紹介していこうと思います。

1、全体像を意識することの重要性

勉強では、自分が今勉強している内容は全体の中でどういう位置づけなのかを意識することが重要となってきます。

全体像を意識するとはどういうことかというと、教科書を要約して、その要約を一貫した一つのストーリーに仕上げることです。

ストーリーとはどういうものかというと、個々の要点を、関係性がわかるように説明できるものです。

ここで重要となってくるものは、人に説明することです。人に説明できないものは、自分でも理解できていません。人に説明するという手順によって、自分が理解できているかどうかがわかるのです。

細かい知識を覚える際は、必ずストーリーの中でどの部分に関連しているのかを意識しましょう。これが全体像を意識するということです。

要するに、勉強する内容にも優先度が重要になってくるということです。

結局、何事にも効率よく物事を行おうと思ったら、優先順位が大事になってくるのです。

ここまで、本質を掴んでストーリーを作ることの重要性について述べてきましたが、ここからは、実際にストーリーを作る方法を見ていきたいと思います。

まず、一番手っ取り早い方法が、人に教えてもらうことです。

自分よりも経験が豊富な人に教えてもらうことで、その経験を自分に活かすことができ、効率的です。

次に、自分で重要部分を見分けることです。これは各自の要約能力次第です。これは、現代文を学ぶことで得意になります。

ここまでの話をまとめると、勉強は全体像を意識することが重要で、全体像を意識するとは、教科書を要約してその要点だけでストーリーを作り、自分が今勉強している内容はそのストーリーのどの部分と関連しているのかということを意識し、細かい知識はそのストーリーのどの部分と関連性があるのかを見極め、要点を中心に、細かい知識を付け足していくことです。ストーリーを作るときには、問題集を解いていく中で共通項を見つけ、また自分に足りない点を分析し、その要点を把握していくことが重要になりmす。最終的に、抽出した要点同士を相互に関連付け、一貫した一つのストーリーを作り、人に説明できる状態になることです。

2、アウトプットの重要性

アウトプットとは、吸収した知識を吐き出すことです。

人間は、アウトプットしていない知識はどんどん忘れて行ってしまいます。

インプット2割、アウトプット8割程にするのが、最も学習効果の高い割合です。

アウトプットの重要性は理解していただけたかと思うので、次に具体的なアウトプット方法について見ていこうと思います。

まず、問題を解くことです。

これによって知識をアウトプットできるのに加え、実際の試験でも問題を解くことが目的なので、目的に必要十分な能力を身につけられます。

次に、インプット教材の暗記部分を隠してアウトプットする方法です。

赤シートなどがこれにあたります。

また、インプットした知識は少し時間をあけないと、アウトプットしたことになりません。

最後に、人に説明する方法です。

これが河野さんの本でも特におすすめされているものです。

理由は、普段から人に教えることを意識して勉強するようになるからです。そのことによって、要約力がつき、自分の理解を助長します。また、ここでの教える相手というのは自分も含みます。

以上が勉強を実践していくことで重要となってくる二つのポイントです。

ストーリーを作り全体像を意識することと、アウトプットすることです。

どちらも、人に説明するという手順を踏むことでクリアできます。

参考になれば幸いです。

逆算勉強法について

河野玄斗さんの著作で、逆算勉強法というものが取り上げられていた。

これはどういうものかというと、まず最初に目標を立て、目標を分析した後にそれに向けて大まかなスケジュールを作り、それを細かく分け、その日一日のtodoリストを作ることだ。

具体的に見ていこう。

1,目標を分析し、具体的なゴールを設定する。

このステップではまず、試験で何点取れれば良いか、試験日はいつなのか、試験範囲はどこか、というものを調べます。試験範囲を調べる際、全体の量、質(どの程度の難易度か)、そして現在の自分との差を確認します。

2,ゴールまでにやりたいことを決める

このステップでは、どの参考書をどの程度するべきか、というものを調べます。

その際に、優先度を定めると良いです。

優先度を決めるポイントは、網羅性です。網羅性のある一冊を選んだ上で、重要度が高いものを集めた参考書を追加するのが良いでしょう。

3,やるべきことをスケジュールに落とし込む

決まったゴールまでにするべきことを、具体的にスケジュールに落とし込んでいきます。

大体いつまでにこの参考書を終わらせたいから、今日これくらいしたい、というのを決めます。

その際に、一律にすべきことを落とし込んでいくのではなく、その日その日の都合でできる量を設定しましょう。

4,実践する

これまでに決めたことを実際にこなしていきます。その際の効率的な方法は、後日見ていきます。

5,進行具合を確認する

これは4の実践と同時並行で行います。

学習した内容がしっかりみについているか確認し、自分が立てた計画の方向性が間違っていないか振り返ります。

ここまでで述べてきたのは、一切の無駄を省いた効率的な勉強法です。

勉強では、その性質から、ついつい深く勉強して時間を使ってしまったり(それはそれで良いことですが)して、目標を達成できないことが往々にしてあります。

受験勉強では、奥に向かっていく勉強よりも、勉強の有限化が重要となってきます。

このことを意識して、まずは講師に勉強を有限化してもらい、それに沿って網羅系の参考書の知識を吸収するのが最も効率的な受験勉強です。

勉強が最高のソリューションである理由

多くの人が勉強嫌いだが、これは学校というシステムのせいだと思っている。

教えるのが下手くそな教師の話を毎日7時間ほど聞かされ、学校に拘束される。その上授業中に生徒の自由はなく、少しでも教師の意にそぐわない行動をするとすぐに注意される。

そんな中でするものを生徒は「勉強」だと思いこんでいるから、勉強が嫌いになるのも当然のことだ。

自分が考えている勉強とはこれとは違い、楽しいものである。なぜ楽しいかというと、学ぶことそのものが人間にとって快感であるという原則に適合するからである。YouTubeなどでサムネイルをみて気になる、見たいと思うのは誰にでもあることだろう。それは人は誰でも知的好奇心を持っているからなのだ。

つまり、勉強とはそれ自体が本当は楽しいものなのだ。

しかも、それでいて勉強すると様々なメリットがある。というか、この世で勉強ほどメリットのある行為は無いのでは無いか。

まず勉強のメリットを5つ程紹介していく。 

1つ目に、将来の選択肢が増えることである。

勉強して成長することで他人より優秀になり、その分人ができないこともできるようになる。これは多くの人も最初に考えるメリットであろう。

2つ目に、優秀な友達ができることである。

人間にとって環境が占める自己形成の割合はほぼ全てであり、周りの環境次第で自分が決まるといっても過言ではない。勉強して偏差値の高い大学に行くことで、高いレベルの環境に自分を入れる。そうすることで、自ずと自分のレベルも上がるのだ。底辺の大学に通っていると、相当意志が強い人でなければ流され、自分もどん底に落ちていくことだろう。落ちていくことは非常に簡単だ。

3つ目に、勉強を通して、学力のみならず、仕事もできるようになる。

高学歴の人が仕事が出来、会社に雇われやすいのもこのためである。

4つ目に、自信が付くことである。

勉強することによって成長し、自分は他人より優秀であるという感覚える。それは自信である。勉強することによって、他人より優れ、自信が付くのである。

5つ目に、何事も突き詰めれば勉強にたどり着くことである。

これはどういうことかというと、自分が好きなこと、例えばスマホゲームなどをやっていて、世界で一番強くなりたいと考えたら、必然的に効率を高める必要が出てくる。そうするには、数学の知識や英語の知識、現代文の知識など、結局勉強が必要だったということが理解できるであろう。大学受験の勉強は、何かを極めようと思ったときに、必要になるものばかりなのである。それを今、高校生の時点で習得していくことで周りに大きなアドバンテージを取れるのだ。

ここまで、勉強のメリットを述べてきた。勉強のメリットが非常に大きいということを理解して頂けたかと思う。

しかし人は、メリットだけでは動かないことも事実であろう。また、楽しむことで、勉強の効率も上がる。量が増えると共に、知識の定着度も上がるのだ。

よって次に、勉強を楽しむ方法を述べていこうと思う。

まず、勉強は知的好奇心を満たすものなので、それだけでもある程度は楽しめる。だが、一日中勉強しようと思ったら、それ以上の楽しむ方法も考えた方が良いだろう。

1つ目に、自分の適切なレベルで勉強することである。

あまりにも簡単過ぎても、難し過ぎても人はやる気が出ない。

自分がちょっとがんばって達成できるくらいの難易度が、一番楽しめるのです。

なので、これは難しい過ぎるな、と思ったら簡単な範囲を学習し、簡単過ぎるな、と感じたら次のステップに移るのです。そうすることで、自分にとって最適な、楽しい勉強ができます。

2つ目に、休憩と集中のサイクルを設定しておくことです。

人は、長時間集中することはできません。やる気を持ち続けるためには、適宜休憩をとることが必要なのです。

そこでおすすめなのは、ポモドーロテクニックです。

ポモドーロテクニックとは、25分集中、5分休憩のサイクルを繰り返す方法です。

まず最初にやることリストを作り、25分で達成できるようにゲーム感覚で取り組みます。それで達成できたら非常に達成感が湧いてきます。

5分の休憩は、何もしてはいけません。

次の25分の集中のために、瞑想や掃除

などをして脳を休ませましょう。 

ここまでで、勉強の楽しさ、メリットを述べてきた。

最後に、勉強のやりがいについて述べる。

やりがいとは、目標を設定することによって生まれてくる。

自分の場合、東京大学理科3類に現役合格することだ。それによって、将来の収入も安定するし、世間にも認められるし、世の中に貢献できる。自分にとって最高の目標てある。

勉強のモチベーションは、楽しさ、メリット、やりがいを合わせたものである。

勉強とは、高校生にとって、最高のソリューションだということが分かっていただけたろう。

では。

社会の勉強法 大学受験ver

まず最初に社会を学ぶメリットを考えていきましょう。

社会を学ぶメリットは、それが人々の間で常識になっていることです。つまり、社会を学ばなければ非常識ということになり、コミュニケーションがとれなくなってしまう可能性があります。

また、自分が考える最大のメリットは、自分と異なる多様な価値観を知れることです。グローバル化したこの時代では、自分の考えを貫き通し、周りの価値観など無視だ、という生き方はできません。

多様な人の、多様な価値観を知る必要があるのです。

また自分は地理選択なので地理についての話ですが、地理を学ぶことで、ビジネスに役立ちます。なぜなら、多様な人の価値観を知ることで、その人が何を求めているかが把握できるからです。多様な人のニーズを知ることで、ニーズに答えることができるようになります。

ここまで社会を学ぶメリットを述べてきましたが、次に社会の勉強法について述べていこうと思います。(自分は地理選択なので地理に限定しています)

地理の勉強法は、暗記しようという意識を持たず、ストーリーを作ることです。

このストーリーは、教科書をよんで作ります。教科書の内容を要約して人に説明できるようになれば、ストーリーを作れたと言えるでしょう。この、ストーリーを作るために教科書を読むことについて、一気に教科書を全て読むのは無理なので、少しずつ小分けにストーリーを作り、最後に繋げると良いでしょう。教科書で最低限の内容を押さえた後は、問題を解いていきます。問題はセンターのものが良質です。問題を解いていく中で、知識の再整理ができます。

まとめると、教科書を小分けにして読み要約し、それを人に説明することでストーリーを作る。そのストーリーを押さえた上で問題を解き、解き方の思考法を会得する、というのが社会の勉強法です。

理系にとって社会はセンターでしか使わないことも多いので、必要最小限の勉強にとどめて、それよりも数学理科の勉強を優先しましょう。

これで5教科全ての勉強法を述べ終えましたが、自分の中でどの科目を優先するべきかを考えましょう。

理系にとっては社会、古文漢文は必要最小限のもので良く、それよりも英語、理科、数学の勉強をしましょう。

 

理科の勉強法 大学受験ver

最初に、なぜ理科を学ぶのかを考えてみましょう。

理科を学ぶメリットは、将来理系の職業につくとき、直結して役に立つことです。

この世界の工業製品は理科の知見をもとにして作られています。

なので、理科を学ぶことで将来理系の技術職につくときに必要な知識が身につくことになります。

自分は理系ですが、将来的には文系の職業はほとんどAIに乗っ取られると思っています。

よって、理科を学んでおくことは将来の生活のためにも必要であると考えています。

ここまでで、理科を学ぶメリットについて述べてきました。

次に、理科の勉強法を述べていこうと思います。

理科は、数学と同じくパターンを押さえて問題を解いていくのに加え、少しの暗記も必要になります。

必要な暗記とは、例えば、化学の物質の色などがこれに当たります。

自分は物理化学選択なので生物は知りませんが、物理にはほとんど暗記が必要でなく、数学と同様に抽象論を意識して問題を解くことが必要です。

化学では同じようにパターンを押さえることも必要ですが、単純暗記も必要です。これに関しては、語呂合わせ等でアウトプットをして覚えるとよいでしょう。化学の抽象論を押さえる上では、スタディサプリの化学の講義をおすすめします。講師の坂田先生は必要なことを簡潔に説明してくれるので、とても分かりやすいです。授業で学んだことをルーズリーフにまとめて、その抽象論を意識して問題を解いていきましょう。

理科を勉強する上では、今勉強していることは現実世界のことなんだな、と思うと実用感が出て、やりがいも生まれるし、楽しくなります。

まとめると、理科は数学と同じように基本的なパターンを押さえて問題を解いていき、それと加えて単純暗記をしていくことです。

英語の勉強法 大学受験ver

英語は、大学入試の中でも最も点数が安定する科目でしょう。ある程度単語を覚えていれば、点数が激落ちくん、なんてことは起こりません。

英語を学ぶメリットというのはここで語るまでもないほど大きいというのは皆さんご承知のところでしょうが、あまり一般的に触れらていない所に少し触れようと思います。

インターネットで日本語のサイトと英語のサイトを比べると、英語のサイトの方が遥かに量、質ともに上回っています。

英語話者が日本語話者の15倍ということから、量もおよそ15倍になる、ということはわかると思います。

その中から、ウェブサイトでは上位5つ程が主に閲覧するものとなりますが、質量転化の法則で、質についても日本語サイトよりも圧倒的に良いことが分かるかと思います。しかも、日本語サイトでよくある、企業の広告などが英語サイトでは少ないので、それも質に影響してきます。

まとめると、英語を学ぶことで、インターネット検索時に情報の質が劇的に向上するのです。

これは日本語しか分からない日本人に対して、情報面で大きなアドバンテージになります。

ここまで英語を学ぶメリットを述べてきましたが、次に英語の勉強法について述べていこうと思います。

英語は、大きく分けてリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つの分野があります。

これらは相互に関係しあっていて、どれか一つを学ぶことで、他の能力も少しずつ伸びます。

まず最初に、英語は英語で書かれた現代文です。なので、現代文を理解できないなら、英語も理解できないです。あまりにも現代文が苦手という人は、最初に現代文の語彙を増やすことから始めても良いでしょう。現代文の勉強法については、過去のブログを参照にしてください。

英語を理解するには、単語、文法を理解することが先決です。

これらは、どの単語集、文法集でも良いので、最低限のものを抑えたら、文章を読んでいく中で確認していきましょう。

リーディングについては、現代文と同じように、文章を読んで、そのロジックを人に説明する、いわゆる要約を繰り返していくことで上達します。単語、文法はその中で分からないものがあれば調べるだけで分かるようになります。

リスニングについては、頭の中で文章に直さないことです。

これはリスニングとリーディングは別物として捉えたほうが学習しやすいでしょう。

音として英語を勉強し、シャドーイングしながら、内容をイメージできるようにすることです。

このレベルに達した文章を増やしていくことによって、英文を聞いたときに、自然と頭のなかでイメージが浮かぶようになります。その時、文章を要約することも忘れないようにしましょう。

ライティングは、大学受験だけでいうと、日本語を英語に直す能力だけで十分です。これは、一度自分の考えを日本語で表してみて、それを英語に直せるか、というだけで点数が取れます。

スピーキングは、大学入試には要らないので今回は省きます(笑)将来的には必要ですが、リーディング、リスニング、ライティングの能力があれば将来勉強する時に圧倒的に楽になります。

まとめると、英語はまず最初に最低限の単語、文法を抑えて、その後文章を現代文と同じ流れで読んでいき、要約して人に説明する。リスニングは音として理解し、内容をイメージできるようにする。ライティングは日本語を英語に直す能力をつける。これを繰り返すことで、大学入試に必要十分な能力が身に付きます。

 

数学の勉強法 大学受験ver

まず、数学を学ぶメリットを考えてみよう。

数学は、そもそもなぜ勉強しなければならないのか。

それは、技術的な面から考えると、数学は現代の科学技術の基盤となっているからだ。

プログラミング、建築、科学研究、設計など、現代の科学技術の多くは数学無しでは成立たない。

数学を学ぶということは、科学技術を活用する上で必要不可欠なものなのだ。数学を学ぶことによって、将来の選択肢が大きく広がる。

しかし、学生の中には、将来、絶対にこのような道には進まない!と決めている人もいることだろう。

そういう人にも、数学を勉強することは役に立つ。

なぜなら、数学を学ぶことのメリットは、まだまだあるからだ。

一つは、問題解決能力が養われることだ。

数学の問題を解くことによって、問題を解決する思考法が自然と見につくようになる。河野玄斗の本では、これは「逆算思考法」と表現されていた。

これは数学以外のあらゆる問題を解くときにも大きな力を発揮する思考法だ。

数学の問題を解くことによってこの思考法が体得できるなら、数学を学ぶメリットは文系の職業でも非常に大きいことが分かる。

2つ目のメリットは、論理的思考力が見につくことだ。

数学は、必ず正しいと言える論理を積み上げていくことによって答えにたどり着く。すなわち、数学の問題を解いていくなかで、この論理的思考力が身につくのだ。

論理的思考力は人に物事を説明する時に大きな力を発揮する。

人は、論理的な意見によって説得させられてしまうという性質を持っている。

つまり、論理的思考力が身につくことで、人を説得する能力がつくのだ。

説得するのは他人だけではなく、自分自身にもあてはまる。

勉強していくうえで、自分自身に論理的な説明をして、納得させることができるのだ。自分への説得力が高まることにより、知識の吸収度が上がる。

しかし注意しておかなければならないのは、この論理的思考力では現実の問題を解決するのに必ずしも最高の解決方法とはならないことだ。

論理的思考は人を説得するのには大きな力を発揮するが、現実の問題を解決するのには的外れになることもある、ということを分かってほしい。

ここまでで数学を勉強するメリットを述べてきたが、これであらゆる人にとって数学を学ぶメリットは大きいことが理解してもらえたと思う。 

次に、数学の具体的な勉強法を考えていきたいと思う。

大学受験のは数学の問題では、基本的なパターンを組み合わせて問題を解く、という流れがある。

つまり、基本的なパターンを身に着けていないと、応用問題を解くことは不可能なのである。

基本的なパターンを身につけるのには、まずその分野の抽象的な背景を意識しながら問題を解くことである。この抽象的な背景は、教師に教えてもらうか、参考書(チャート式など)で把握するか、自分で問題を解いていくなかで抽出したりする。自分のおすすめチャート式だ。チャート式は、問題の例題の下に、チャートと呼ばれる、その問題の抽象論が書かれているので、抽象論を把握しやすい。

その上で、問題を解く数を増やして解き方を身につけることである。

基本的なパターンが身に付いたら、今度は応用問題を解いていく。

応用問題を解いていくなかで、自分の中でさらに基本的なパターンの組み合わせがわかったり、パターンが洗練されていく。

基本問題が解けなかった場合は単なる知識不足なのですぐに解答を見ても良いが、応用問題が解けなかった場合は、なぜ自分が解けなかったのかをよく考えることだ。

そうすることで、次に同じような応用問題を見たときに、自ずとパターンの組み合わせ方が思い出される。

河野玄斗さんの本では手を動かさずに問題を解いても良い、と書かれていたが

、最初からそうするのは難しいと思うので、最初は計算して求めたほうが良い。

慣れてきて計算がただの作業としか感じられなくなってきたら、問題を見て頭のなかで道筋を組み立てて、解答を見てそれが正しいかを確認すると早い。

基本的なパターンを身につけるには、網羅系の参考書を一冊完璧に仕上げることである。ここで複数の参考書に浮気するのは非常に効率が悪い。

応用問題の参考書は複数用意しても良いが、基本的なパターンを身につける段階では、網羅系の参考書を一冊完璧に仕上げることだと、改めて言っておく。