逆算勉強法について

河野玄斗さんの著作で、逆算勉強法というものが取り上げられていた。

これはどういうものかというと、まず最初に目標を立て、目標を分析した後にそれに向けて大まかなスケジュールを作り、それを細かく分け、その日一日のtodoリストを作ることだ。

具体的に見ていこう。

1,目標を分析し、具体的なゴールを設定する。

このステップではまず、試験で何点取れれば良いか、試験日はいつなのか、試験範囲はどこか、というものを調べます。試験範囲を調べる際、全体の量、質(どの程度の難易度か)、そして現在の自分との差を確認します。

2,ゴールまでにやりたいことを決める

このステップでは、どの参考書をどの程度するべきか、というものを調べます。

その際に、優先度を定めると良いです。

優先度を決めるポイントは、網羅性です。網羅性のある一冊を選んだ上で、重要度が高いものを集めた参考書を追加するのが良いでしょう。

3,やるべきことをスケジュールに落とし込む

決まったゴールまでにするべきことを、具体的にスケジュールに落とし込んでいきます。

大体いつまでにこの参考書を終わらせたいから、今日これくらいしたい、というのを決めます。

その際に、一律にすべきことを落とし込んでいくのではなく、その日その日の都合でできる量を設定しましょう。

4,実践する

これまでに決めたことを実際にこなしていきます。その際の効率的な方法は、後日見ていきます。

5,進行具合を確認する

これは4の実践と同時並行で行います。

学習した内容がしっかりみについているか確認し、自分が立てた計画の方向性が間違っていないか振り返ります。

ここまでで述べてきたのは、一切の無駄を省いた効率的な勉強法です。

勉強では、その性質から、ついつい深く勉強して時間を使ってしまったり(それはそれで良いことですが)して、目標を達成できないことが往々にしてあります。

受験勉強では、奥に向かっていく勉強よりも、勉強の有限化が重要となってきます。

このことを意識して、まずは講師に勉強を有限化してもらい、それに沿って網羅系の参考書の知識を吸収するのが最も効率的な受験勉強です。