受験勉強を効率化するうえでのテクニック集

1、ストレス対策をする

勉強中のストレスは、勉強の効率を大きく下げます。

そこで、ストレス対策が重要となってきます。

具体的には、眠い時は寝る、嫌いな人とは付き合わない、アロマを使う、誘惑を排除するなどです。

また、勉強についても自分がやりたいときにやり、やりたくないときにはやらないことです。

その為には、根本的に勉強のモチベーションを上げなければなりませんが、それは前回述べた通りです。

これらのストレス対策によって、勉強の効率が飛躍的に上がります。

2独学の意識をもつ

学年が上がるにつれ、周りの友達が塾に行き始めたりしてあせってくると思います。

しかし、勉強で一番大切なことは、独学の意識をもつことです。

勉強は、インプット2割、アウトプット8割で初めて完了します。

しかし、学校に行きながら塾にも通ったりすると、その割合が逆転することになってしまいます。

焦る気持ちはあっても、勉強の本質は独学なのであり、インプット2割アウトプット8割という大原則を常に意識しましょう。

3、授業の活用法

勉強においては、すべてを独学でやるよりも、すでに知識のある先人に教えをこうほうが効率的です。

なぜなら、独学ではわからない情報の優先度というものを、先人はすでに知っているので、それを聞けば、自分がまずは何をすべきかが一瞬でわかるからです。

まず授業を受けて全体像を把握し、そこから独学で知識を付け足していくのが最も効率的なやり方です。

授業を受ける際、予習として自分で教科書の章立て構造を把握しておくと、授業でメリハリがつくようになります。

4、具体と抽象を行き来して理解を加速する

具体と抽象の概念を意識することは、勉強において重要です。

具体とはそれぞれの問題で、抽象とはそれらに共通する要点です。

問題を解くたびに共通点を見つけて抽象化することが大事です。

これができると、長い文章題でも要点がわかるので、解けるようになります。

また、教科書の目次は抽象なので、そこから具体例を導くのも勉強になります。

 

次に、時間を有効活用するテクニックも見ていこうと思います。

1、休憩と集中の間隔をはっきりしておく

誰でも、休憩時間をついつい過ぎて、気づけば一日が終わっていた、という経験はあるかと思います。

それを防ぐためにも、休憩と集中の間隔ははっきりしておかなければなりません。

自分が使っているのは、ポモドーロテクニックです。

これは25分集中、5分休憩のサイクルを繰り返すものです。

このように時間の使い方をはっきりすることで、無駄に休憩時間を過ごしてしまうことなく、時間を有効活用できるようになります。

2、コスパの良い科目に勉強時間を割く

コスパの良い科目とは、ほとんどの場合が苦手科目です。

得意科目ではもうすでに十分な点数をとれているので、それ以上勉強しても少ししか伸びはありませんが、自分の点数が取れていない科目は、点数が低い分伸びしろも大きいのです。

こういった科目に時間を割くことによって、効率的に総合点を上げることができます。

3、体系的な理解を必要とするものにはまとまった時間を割く

数学、理科、英語の文法などは、まとまった時間をとることで体系的な理解を得られるようになり、効率的です。

さらに、無駄を省いて確実にゴールするためのテクニックについても見ていこうと思います。

1、無理のない計画をする

受験勉強には、長期的な計画が必要となってきます。

その時に、自分が短期的に達成できる量を単純にベースにしても、必ず失敗します。

なぜなら、1年間毎日最大限の時間、労力で勉強しつづけることは不可能だからです。

長期的に勉強を持続して確実にゴールするためには、無理のない範囲で計画をたてることが必要になります。

2、目的意識をもつ

目的意識を持つことは、今やるべきことを明確にするうえで重要です。

その時に、手段が目的化することに注意しましょう。

そのためには、常に自分の目的が何であって、そのためには何をするべきなのかを意識することです。本来の目的が何なのか、常に問い続けることです。

3、理解したことを確実に点数化する

勉強の内容を理解しているのに点数につながらない場合、試験時間に間に合わないことと、ケアレスミスをしていることが大きな原因として考えられます。

試験時間に間に合うためには、基本的な暗記事項、パターンは一瞬でこたえられるように、テスト前に十分反復を重ねておくことです。

また、ケアレスミスを防ぐためには、自分が問題を解いていく中でどの部分でミスをするのかを分析して、次から問題を解くときにそのことを意識することが重要です。

最後に、暗記術についてみていこうと思います。

1、アウトプットを反復する

吸収した知識をアウトプットすることが、最も効率的な暗記方法です。

アウトプットは時間ではなく回数が重要なので、そのことを意識しましょう。

2、反復することを意識してマークする

これは現代文を読むときのマークとは異なり、覚えたい情報だけにマークしていく方法です。

こうすることによって、自分が知らない知識だけを勉強することができます。

3、語呂合わせを活用する

語呂合わせは、それぞれの情報に関連性が見いだせないときに有効です。

個々の情報を無理やりストーリーにして関連付けることで、覚えやすくなります。

しかし、この方法はどうしても関連性が見いだせないときに限定しましょう。

 

ここまで、受験勉強を効率化するためのテクニックについてみてきました。

実際に逆算勉強法をしていく中で、さらに勉強の効率を高めたい時、これらの知識を活用して、さらに効率的な受験勉強に励んでいきましょう。